日魯漁業株式会社従業員精霊塔

ニチロギョギョウジュウギョウカブシキカイシャジュウギョウインセイレイトウ

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■やさしい日本語

{船(ふね)}の{運転(うんてん)}をしているときに{亡(な)}くなった@{従業員(じゅうぎょういん)}[{働(はたら)}いている{人(ひと)}のこと]への{祈(いの)}りと、{人(ひと)}の{食(た)}べ{物(もの)}とされる{動物(どうぶつ)}・{植物(しょくぶつ)}への{祈(いの)}りを{込(こ)}めて1924{年(ねん)}にできました。{表(おもて)}の{字(じ)}は{日魯漁業株式会社(にちろぎょぎょうかぶしきがいしゃ)}を{作(つく)}った{堤清六(つつみせいろく)}が{書(か)}きました。{毎年(まいとし)}、@{日魯漁業株式会社(にちろぎょぎょうかぶしきがいしゃ)}[ {今(いま)}のニチロという{会社(かいしゃ)}のこと]を{作(つく)}った{堤清六(つつみせいろく)}の{亡(な)}くなった{日(ひ)}の9{月(がつ)}12{日(にち)}に、ニチロ{会(かい)}が@{施餓鬼法要(せがきほうよう)}[{仏教(ぶっきょう)}の{祈り(いのり)}の{一(ひと)}つです。]を{行(おこな)}っています。

■碑文

(前)
日魯漁業株式会社従業員精霊塔

(裏)
大正十三年十一月一日建之

 

■解説

1924年(大正13年)、操業中に命を落とした従業員への追善供養と、人間の食品とされる動物や植物供養のために建立された。題字は、日魯漁業株式会社の創業者である堤清六による。
毎年、日魯漁業株式会社株式を創業した堤清六の命日である9月12日に、ニチロ会が施主となり、施餓鬼法要が営まれている。

■参考文献

「日魯創業100年の軌跡」

大エリア 函館市
小エリア 西部地区
所在地函館市船見町18番(称名寺内)
制作時代 大正
主題時代 大正
カテゴリ やさしい日本語(観光), 歴史, 生業, 碑・像