高田屋嘉兵衛顕彰碑

タカダヤカヘエケンショウヒ

hako117

■碑文

(表)

(右上部:丸形の嘉兵衛の薄肉彫刻をはめ込み)

高田屋嘉兵衛顕彰碑

ТАКАТАЙ-КАХИ
“Вь КАЖДОЙ ЗЕМЛЕ ЕСТЬ СВОИ ОБЫКНОВЕНИЯ, НО ПРЯМО ДОБРЫЕ ДЕЛА ВЕЗДЕ ТАКОВЫМИ СЧИТАЮТСЯ”

何れの邦土にも其の邦の風習はあるが斯様な仕事を為せる者を真の愛国者とす

高田屋嘉兵衛(一七六九-一八二七)は淡路の人 二十八のとき渡来し、五十で帰国するまで、箱館を根拠地として北海の天地に活躍した 初めてエトロフ島への海路を開き、十七の漁場を作って北海漁業の先駆をなし又箱館に大店舗を構え奉行所松前移転後も、エトロフ、幌泉、根室場所の漁獲物の集散と仕込み物資の調達とによって、箱館の繁栄を築き、更にゴロウイン拘因のとき、沈着豪胆よく日露の間を奔走して、無事釈放につとめ永こ露国に感謝さられた
今年、嘉兵衛の百三十回忌に当り、高田屋まつりを行い、この碑を建ててその功績を顕彰する

(裏)

昭和三十一年八月二日建之
函館市
函館商工会議所

■参考文献

「函館市史資料集」第27集(函館市史編纂委員会)

大エリア 函館市
小エリア 西部地区
所在地北海道函館市船見町18-14(称名寺境内)
制作時代 昭和
主題時代 近世
カテゴリ 歴史, 碑・像