函館山

ハコダテヤマ

■観光説明板

函館山は、幾たびもの火山活動により海中に隆起した孤島であったが、約3000年位前に、海水により港側と外海側から次第に砂が堆積されて砂州(さす)ができ、函館山は渡島(おしま)半島と陸つづきになった。函館の中心街はこの砂州の上にある。
函館山の地質は、約2500万年前に噴出した安山岩で、五稜郭や弁天台場などの工事にこの山の石を用いた。
函館山の最高峰は、ここ御殿山(ごてんやま)で標高334mあり、このほか、薬師山(やくしやま)、観音山(かんのんやま)、千畳敷(せんじょうじき)、鞍掛山(くらかけやま)などがあるが、この山の形が牛の臥している姿に似ているので、別名臥牛山(がぎゅうさん)とも呼ばれている。
山頂からは、扇状にひろがる市街地、遠く駒ケ岳、汐首岬も望まれ、晴れた日は、本州の下北半島も見られるが、特に市街地の夜景は世界一といわれる美しさである。
函館山の右手、西端には、異郷の地で永遠に眠る外国人の墓、外国人墓地があり、左手、東端には薄幸の詩人石川啄木とその一族が眠る立待岬があるほか、山麓には数多くの名所、旧跡が散在している。
展望台壁面には、寛政12年(1800年)5月28日、伊能忠敬(いのうただたか)が北海道最初に測量したことを記念したレリーフがあり、また、前方の広場には、ブラキストンラインで有名なブラキストンの記念碑もあるなど、学術的にも貴重な山である。

函館市

MT.HAKODATE

Mt.Hakodate used to be a protuberant isolated island in the sea after many volcanic activities.About 3,000 years ago sand got accumlated gradually from the port side and the open sea.That then grew to be a sand bar.Mt.Hakodate was connected by this sand bar to the Oshima Peninsula.
The nature of the soil in Mt.Hakodate is andesite which erupted about 25,000,000 years ago.When Goryokaku and the Benten Fort were constructed,stones from Mt.Hakodate were used.
The top of Mt. Hakodate called Mt.Goten is 334 meters above sea level.As the shape of Mt.Hakodate together with Mt.Yakushi,Mt.Kannon,Mt.Kurakake,and Senjojiki looks like a lying cow,iti is calledg”agyuzan” meaning Mt.lying cow.
From the top of the mountain one can see the wonderful sight of a fan-shaped city.Also from the top of the mountain,on a clear day,one can see Mt.Komagatake,the Shiokubi cape,and the shimokita Peninsular of the main island.The night view looking from Mt.Hakodate is notably remembered as one of the most fantastic views in the world.
At the foot of the mountain there are many noted places and historic spots such as a foreign cemetery to the west,on the right of Mt.Hakodate,and the Tachimachi cape to the east on the left of Mt.Hakodate.On the Tachimachi cape there is a tombstone for an ill-fated poet,Takuboku,and his family.
A wall relief for the memory of Tadataka Inou’s first measuring in Hokkaido in 1800 is on the surface of a wall in the observatory deck.In the square in front there is a monument of Blakiston who is famous for the Blakiston line.Scientifically,too,this mountain is significas.

The City of Hakodate

■やさしい日本語

{函館山(はこだてやま)}は、たくさんの@{火山活動(かざんかつどう)}[{熱(ねつ)}をもつ{石(いし)}が{中(なか)}から{外(そと)}に{出(で)}て、{山(やま)}ができること]でできました。そして、3000{年(ねん)}くらい{前(まえ)}、{海(うみ)}の{水(みず)}が{砂(すな)}を{運(はこ)}んだため、@{渡島半島(おしまはんとう)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]につながって{一(ひと)}つになりました。{今(いま)}の{函館(はこだて)}の{街(まち)}は、ちょうど{海(うみ)}の{水(みず)}が{運(はこ)}んだ{砂(すな)}の{上(うえ)}にあります。{函館山(はこだてやま)}は2500{年前(ねんまえ)}の@{安山岩(あんざんがん)}[{熱(ねつ)}をもつ{石(いし)}が{冷(ひ)}えてできた{石(いし)}。{普通(ふつう)}の{石(いし)}より{硬(かた)}い。]でできています。@{五稜郭(ごりょうかく)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]や@{弁天台場(べんてんだいば)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]などをつくる{時(とき)}は、{函館山(はこだてやま)}の{安山岩(あんざんがん)}を {使(つか)}いました。{函館山(はこだてやま)}の{一番(いちばん)}{高(たか)}いところは、@{御殿山(ごてんやま)}[{山(やま)}の{名前(なまえ)}]です。{高(たか)}さは、334mです。このほかに、@{薬師山(やくしやま)}[{山(やま)}の{名前(なまえ)}]、@{観音山(かんのんやま)}[{山(やま)}の{名前(なまえ)}]、@{千畳敷(せんじょうじき)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]、@{鞍掛山(くらかけやま)}[{山(やま)}の{名前(なまえ)}]などがあります。しかし、この{山(やま)}の{形(かたち)}は{牛(うし)}が 臥(ふ)している[{寝(ね)}ている] ように{見(み)}えるので、@{臥牛山(がぎゅうさん)}[{山(やま)}の{名前(なまえ)}]とも{言(い)}います。{山(やま)}の{一番(いちばん)}{上(うえ)}からは、うちわの{形(かたち)}をした{函館(はこだて)}と、{遠(とお)}くにある@{駒ケ岳(こまがたけ)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]や、 @{汐首岬(しおくびみさき)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]が{見(み)}えます。さらに、{晴(は)}れた{日(ひ)}は@{青森県(あおもりけん)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]の@{下北半島(しもきたはんとう)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}。{青森県(あおもりけん)}の{北(きた)}にあるところ。]も{見(み)}えます。また、{函館(はこだて)}の{夜(よる)}の{街(まち)}は、{世界(せかい)}で{一番(いちばん)}というくらい{美(うつく)}しいです。{函館山(はこだてやま)}の{西(にし)}には、@{外国人墓地(がいこくじんぼち)}[{日本(にほん)}{以外(いがい)}から{来(き)}て、{亡(な)}くなった{人(ひと)}たちを{埋(う)}めた{場所(ばしょ)}]があります。そして、{函館山(はこだてやま)}の{東(ひがし)}には@{立待岬(たちまちみさき)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]があります。@{立待岬(たちまちみさき)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]には、@{詩人(しじん)}[{詩(し)}をつくる{人(ひと)}]の@{石川啄木(いしかわたくぼく)}[{人(ひと)}の{名前(なまえ)}。{日本(にほん)}の{有名(ゆうめい)}な{詩(し)}を{作(つく)}る{人(ひと)}。]と、その{家族(かぞく)}の@{墓(はか)}[{亡(な)}くなった{人(ひと)}のための{場所(ばしょ)}]があります。このように、{函館山(はこだてやま)}の{近(ちか)}くには{有名(ゆうめい)}な{場所(ばしょ)}がたくさんあります。@{展望台(てんぼうだい)}[{景色(けしき)}を{見(み)}るために、{高(たか)}いところにある{建物(たてもの)}]の{壁(かべ)}には、1800{年(ねん)}5{月(がつ)}28{日(にち)}に@{伊能忠敬(いのうただたか)}[{人(ひと)}の{名前(なまえ)}]が@{北海道(ほっかいどう)}[{場所(ばしょ)}の{名前(なまえ)}]の{地図(ちず)}を{初(はじ)}めて{作(つく)}った{時(とき)}の@{記念品(きねんひん)}[{前(まえ)}に{起(お)}きたことを{忘(わす)}れないように{作(つく)}った{物(もの)}]があります。また、{展望台(てんぼうだい)}の{前(まえ)}には、@{ブラキストン(ぶらきすとん)}[{人(ひと)}の{名前(なまえ)}]を{記念(きねん)}した{建物(たてもの)}があります。{ブラキストン(ぶらきすとん)}という{人(ひと)}は、@{ブラキストンライン(ぶらきすとんらいん)}[{北海道(ほっかいどう)}と{本州(ほんしゅう)}を{分(わ)}けた{線(せん)}。この{線(せん)}の{北(きた)}と{南(みなみ)}で、{住(す)}む{生(い)}き{物(もの)}が{大(おお)}きく{違(ちが)}う。]を{見(み)}つけたことで{有名(ゆうめい)}です。そのため、{函館山(はこだてやま)}は 生物(せいぶつ)[{生(い)}きているもの]を{勉強(べんきょう)}するための{大切(たいせつ)}な{山(やま)}です。